流れ行く景色と共に

teruna2007-07-20

ふと電車の窓から外を見る
自分が進んでる方向とは反対に、景色が移動していく
なんでもないことだけど、そこに流れを感じる。
そうやって自分が電車に乗って移動している間
俺の腕時計よりももっと遠いところで時間を誰かが進めている
俺は誰かが動かしているその時間の流れにも
抵抗しようともせずに流されて、何も感じなくなってきてる
電車の外の景色の様に、俺はただ決まった方向にしか
流れることしか出来なくなってきてる
もう心が疲れたとか体が疲れたとかじゃない
根本的なところ、本質的なものが流れていって
もう手が届かない所に行ってしまっているんじゃないだろうか
そして、こんな事を思いながら窓から電車の外の景色を眺めている
この瞬間にも俺の大切な物が俺の手の届かない場所へ俺から流れていっている
そんな事を考えた、あるビジネスマンの金曜日の午後4時