朝電話で7時半に起こされる。気づけばこたつで3時間ぐらい寝てた。
しんどい体と眠たい頭に、何とか気合を少しずつ注入して
寒い中起きてシャワーを浴びる。
そして預かっていた花器(花を入れる器)を持って京都市営地下鉄の駅へ。
9時前に四条烏丸にある「池坊学園」に着いて部員や先生と合流した。
『第二回「学生いけばな展」』が今日からここである。
俺は去年出瓶したから、今年は出瓶する部員の手伝いに行った。
今年は20校94名が出瓶してた。
先生同士のマダムな挨拶を横目に見ながら、会場を見渡すと、
ずっとスポーツをやってきたせいか、
なんか静かな学校対抗戦、静かなる戦争だなって思ってしまう。
華道に勝ち負けはないけど、やっぱり上手い下手はある。
先生方や一般の人の華展はレベルが違いすぎて分からないけど、
ある程度同年代の作品は、形が決まっているものなら
この作品を生けた人、学校がどのレベルかは分かる。
部の歴史を背負って生けるのは結構しんどい。
先生も大変だなーって本当に思う。
去年を体験して今年のうちの部の作品を見ると、
ほんとに「自由花」は広がりや動きが大きくなったし
「立花」は少し変化した形を生けてたし、
「生花」は叉木とかも使ってしっかり生けられてた。
去年は第一回ということもあって、
不安な中うちの部は、俺の印象としては当たり障りのない作品ばかりだった。
蓋をあけてみると、他の大学との違いが良くも悪くもはっきり分かった。
その反省から、これからのうちの部の方針を先生と話し合った。
そして今年、うちの部の特徴である「生花」も
それ以外の「自由花」も「立花」もいいものが出来ていた。
ほんとにいい事だ。だいぶ部の方向性も決まったんじゃないだろうか。


生けこみ(作品作り)が終わって、
同回生の友人と近くの店で昼食を食べる。
その後、「COCON KARASUMA」に行った。
初めて行ったんだけど、凄いいい空間だった。
人ごみの多い河原町と違って、
人も比較的少ないし上品な感じが良かった。
2階の「スーホルムカフェ+ダイニング」ってお店で
ローズティーを飲みながらデザートを食べた。
昼さがりに日光を少し感じながら紅茶を飲みながら友人と話す。
これって小さいかもしれないけど、幸せだと思った。
こんなふうに幸せに気づいて、そんな小さな幸せを拾い集めて生きていけたらいい。


夕方、京阪電車に乗って京橋に行く。
京橋で親戚と待ち合わせをして近くの「にんにくや」へ。
俺はにんにくは駄目じゃないから普通においしかった。
その後ショットバーで少し飲んで京阪電車で帰宅。
帰宅する時間が遅かったから、各駅停車の電車に長い時間乗らないといけなくて、
眠いのと疲れで凄いしんどかった。
日付が変わって数十分経った頃にやっと帰宅。
ちょっと一言。
人って、結構悪口を見えない所で言われてるもんやね。